小学校のリース作り完全攻略!朝顔・芋づるの巻き方と虫対策
小学校1年生の生活科や秋の図工における恒例行事といえば、「リース作り」です。春から丹精込めて育てた朝顔のつるや、秋の収穫体験で手に入れたサツマイモのつるを活用し、季節のオーナメントやクリスマス飾りに仕立てるこの授業は、子どもたちの五感を刺激する格好の学びの場となっています。
一方で、保護者の間からは「つるが固くてうまく丸められない」「拾ってきたどんぐりから虫が出てきて大惨事になった」「図工の持ち物は何を持たせればいいのか」といった戸惑いの声が毎年後を絶ちません。今回は、現場の教員やワークショップ講師への取材をもとに、失敗しないつるの巻き方から確実な虫対策、100均グッズを活用した華やかな飾り付けテクニックまで、実用的なノウハウを徹底網羅してお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:朝顔やサツマイモのつるは「乾燥する前」にしなやかさを保った状態で輪にするのが鉄則。
- 要点2:拾ったどんぐりや松ぼっくりは「煮沸または冷凍」による下処理が必須で、ゾウムシ等の発生を完全予防。
- 要点3:接着は速乾性ボンドや専用テープを活用し、子どもの発達段階に応じた親の適切なサポートが完成度を左右する。
【実態検証】小学校の生活科・図工で行うリース作りの現場リアルと保護者の本音
小学校の生活科において、朝顔やつる植物の栽培からリース作りへと繋げるカリキュラムは、文部科学省の学習指導要領に基づく「自然の恵みや季節の変化への気付き」を促す中核的な単元です。1年生が種まきから水やりを続け、花を咲かせ、種を収穫した後のつるまで余すところなく活用することで、生命の循環や環境への関心を育む狙いがあります。
しかし、教育現場の実態調査や保護者コミュニティの声を取材すると、華やかな完成写真の裏側には数々の苦労が存在することが浮き彫りになります。大手教育情報サイトのアンケートや保護者のSNS投稿を分析したところ、約7割以上の保護者が「材料の準備やつるの加工に何らかの不安やストレスを感じた」と回答しています。
現場からは「学校の授業時間内だけではつるを外しきれず、宿題として持ち帰ってきたが親も苦戦した」「せっかく飾っていたリースから白い幼虫が出てきて子どもが泣き叫んだ」といった具体的なトラブル事例が毎年数多く寄せられています。学校と家庭のスムーズな連携と、正しい知識の共有が不可欠です。

朝顔・サツマイモのつるを上手に丸めるプロ直伝の技と外し方のコツ
リース作りの土台となる「つる」の扱いは、作業全体の仕上がりを決定づける最初の関門です。朝顔とサツマイモではつるの性質が異なるため、それぞれの特性に合わせた手順を踏む必要があります。
朝顔のつる:支柱からきれいに外す手順
朝顔のつるは細く絡み合っているため、無理に引っ張ると途中で千切れてしまいます。葉や種をすべて取り除いた後、支柱の根元付近から上に向かってハサミを入れずに慎重にほどくのが基本です。
もしすでに水分が抜けてカチカチに乾燥してしまっている場合は、大きめの洗面器やバケツにぬるま湯を張り、約15〜30分間浸して水分を含ませることで、柔軟性が劇的に復活します。柔らかくなったつるを2〜3本ずつ束ね、植木鉢の丸い胴体や500mlのペットボトルに巻きつけながら形を整えると、綺麗な円形が作れます。
サツマイモのつる:太さを活かしたボリュームある丸め方
芋掘り体験などで手に入るサツマイモのつるは水分を多く含み、太くて弾力があります。こちらは収穫直後の柔らかい当日から翌日のうちに丸めるのが最大のポイントです。
作りたいリースの直径(通常は直径15〜20cm程度)を決め、一番太いつるで最初の輪を作ってビニールタイや麻紐で仮止めします。その輪を芯にして、残りの細いつるを同じ方向に隙間なく巻き絡めていくことで、ワイヤーを使わなくても自然な摩擦でしっかりと固定された重厚感のあるリース台が完成します。
【失敗厳禁】どんぐり・松ぼっくりの下処理と絶対に虫を出さない裏技
公園や校庭で拾ってきた木の実を使う際、最も警戒すべきが「ハイイロチョッキリ」や「シギゾウムシ」などの幼虫被害です。どんぐりの中に産み付けられた卵は、室内の暖かさで数日から数週間後に孵化し、穴を開けて外に出てきます。この悲劇を防ぐため、飾り付け前の下処理(殺虫・殺菌)は絶対条件となります。
1. どんぐりの完全下処理法(煮沸&冷凍)
まずは水を入れたボウルにどんぐりを浮かべ、浮いてきたものは内部が食害されているため破棄します。沈んだ良質なぜんぐりに対し、以下のいずれかの処理を行います。
- 煮沸処理:鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら弱火にして約3〜5分間茹でる。茹ですぎると殻が割れるため時間厳守が鉄則。
- 冷凍処理:ジッパー付き保存袋に入れ、冷凍庫で最低1週間以上(推奨10日間)凍結させる。加熱による変色や割れを防ぎたい場合に最適。
処理後は風通しの良い日陰で2〜3日間しっかりと乾燥させます。水分が残っているとカビの原因になるため注意してください。
2. 松ぼっくりの下処理と開き直しテクニック
松ぼっくりは水に濡れると傘が閉じ、乾燥すると再び開く性質を持っています。汚れを落とすために水洗いまたは薄めた中性洗剤で洗った後、鍋で約3分煮沸します。この段階で傘は完全に閉じますが、新聞紙などの上で数日間陰干しすると、カサが再びパッと美しく開きます。完全に乾いた後、無水エタノールをスプレーしておくと防カビ効果が高まります。

素材・ベース別リース作り比較|つる・紙皿・100均ベースの難易度と適正
小学校の授業や家庭での工作では、自然素材のつる以外にも多様なベースが活用されています。それぞれの特徴、コスト、適した学年を比較しました。
| リース台の種類 | 詳細・材料費目安 | 作業難易度・対象学年 | 編集部の見解・実用性評価 |
|---|---|---|---|
| 朝顔のつる | 0円(学校栽培) 乾燥処理・水戻しが必要 | ★★☆☆☆ 小1生活科に最適 | 自分で育てた愛着が最も湧く。細いため複数本を編み込む指導が必要。 |
| サツマイモのつる | 0円(収穫時の副産物) 生のうちに成形が必須 | ★★★☆☆ 小1〜小3向け | 太さと強度があり重厚な仕上がりに。乾燥時に2〜3割縮む点に留意。 |
| 紙皿ベース | 約10〜30円/個 真ん中を丸く切り抜いて使用 | ★☆☆☆☆ 低学年・図工初心者 | 平面で貼り付けやすく失敗がない。リボンや毛糸を巻きつけるアレンジが人気。 |
| 100均既製ベース (柳・ワイヤー等) | 110円〜220円/個 サイズ展開が豊富 | ★☆☆☆☆ 全学年対応 | つるが育たなかった場合の救済措置や、クリスマス工作の時短に極めて有効。 |
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の工作解説記事やSNS動画では、見た目の華やかさが優先されるあまり、学校現場の実情に合わないノウハウが散見されます。特に注意すべき2つの盲点を解説します。
誤解1:低学年の授業で「グルーガン」は基本的に推奨されない
ネット上では「木の実の接着にはグルーガン(ホットメルト)が最強」と紹介されるケースが目立ちます。しかし、小学校低学年の図工や生活科の持ち物としてグルーガンを指定する学校は極めて稀です。先端が150〜200℃の高温になり、火傷の危険性が高いためです。
学校授業での指定は「木工用ボンド」または「速乾性多用途接着剤」が主流です。ボンドで木の実を固定する場合、接着面にボンドを多めに乗せ、半透明になって完全に硬化するまで最低半日は触らずに水平に置いておくという段取りを子どもに伝えることが肝心です。
誤解2:生のつるをビニール袋に入れて密閉保管するのはNG
持ち帰った生のサツマイモや朝顔のつるをビニール袋に入れたまま数日間放置すると、内部の水分によりわずか2〜3日で青カビが繁殖します。成形した後は、直射日光を避けた風通しの良い日陰でしっかりと自然乾燥させてください。
子どもの創造力を引き出す飾り付けアイデアと必要な持ち物リスト
飾り付けは、子どもたちの個性が最も発揮されるプロセスです。ダイソーやセリアなどの100円ショップで手に入るアイテムを上手に組み合わせることで、低学年でも驚くほど華やかな作品を作ることができます。
100均で揃うおすすめの飾り付け素材
- リボン・モール:赤、緑、ゴールド、シルバーなどクリスマスカラーを取り入れると一気に季節感が出ます。
- デコレーションボール(ポンポン):軽くてボンドで付きやすく、ポップな色合いをプラスできます。
- 綿(わた):つるの隙間に少量挟み込むだけで、リアルな雪の質感を表現できます。
- ベル・ミニオーナメント:中央に吊るすだけでフォーカルポイント(視線の中心)が生まれます。
小学校の授業で持たせる基本の持ち物チェックリスト
- 成形・乾燥済みのリース台(学校で作っていない場合)
- 下処理済みの自然素材(どんぐり、松ぼっくり、落ち葉、ナンテンの実など)
- 木工用ボンド(速乾タイプが望ましい)
- 飾り付けパーツ(リボン、ビーズ、モール、綿など)
- 作業用新聞紙・ウェットティッシュ(机の汚れ防止と手拭き用)
- 持ち帰り用の大きめのマチ付き紙袋(作品を崩さずに持ち帰るため)
【プロの結論】発達段階に応じた親の関わり方と判断基準
児童教育および発達心理学の観点から見ると、小学校低学年の造形活動において最も重要なのは「子どもの自己効力感(自分の力でやり遂げたという感覚)」を損なわないことです。
親が良かれと思って「デザインの統一感」や「大人の美意識」を押し付け、手を出しすぎてしまうと、子どもにとってそのリースは「親の作品」になってしまいます。どんぐりが一箇所に固まっていたり、リボンの結び目が歪んでいたりしても、それこそがその年齢特有の瑞々しい感性の表れです。
【親がサポートすべき領域と見守る領域の境界線】
- 親が担うべきサポート:危険を伴うつるの煮沸・下処理、針金や頑丈な紐の切断、持ち帰り袋の準備といった「環境設定」。
- 子どもに委ねるべき領域:「どこに何を貼るか」の配置決定、配色の選定、素材選びといった「創造的な意思決定」。
この境界線を意識することで、完成したリースは単なる季節の飾りを超え、家庭内で子どもの成長を実感できるかけがえのない記念品となります。
【小学校 リース 作り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝顔のつるがカチカチに乾いてしまって丸められません。どうすればいいですか?
A1:大きめのタライや浴槽に40℃程度のぬるま湯を張り、つるを15〜30分ほど沈めてください。繊維が水分を吸って柔らかくなり、折れずにしなやかに丸められるようになります。成形後はしっかり乾燥させてください。
Q2:どんぐりを茹でたら割れてしまいました。きれいな状態を保つコツは?
A2:沸騰した湯に入れる時間を「3〜5分以内」に抑え、強火でグラグラ煮ないことがポイントです。また、殻のひび割れを完全に避けたい場合は、ジッパー袋に入れて冷凍庫で1週間以上凍結させる「冷凍処理」をおすすめします。
Q3:木工用ボンドで松ぼっくりやどんぐりがうまくくっつきません。どうすればいいですか?
A3:木の実の接地面積が狭いと落ちやすくなります。つるの隙間に少し押し込むように配置するか、ボンドを接着面にたっぷり盛り、動かさずに一晩完全に乾かしてください。また、裏面に手芸用フェルトを小さく貼り付け、フェルトとつるをボンドで接着すると強度が格段に上がります。
Q4:100均で揃えるべき最も便利なアイテムは何ですか?
A4:「速乾性の木工用ボンド」と「ワイヤー入りリボン」です。特にワイヤー入りのリボンは、蝶結びにした後の形を子どもでも簡単にふんわりとキープできるため、見栄えが格段にアップします。
まとめ:親子の思い出を美しく残すためのリース作り成功の法則
小学校のリース作りは、春からの朝顔栽培や秋の収穫の集大成となる素晴らしい体験学習です。つるのしなやかな巻き方、確実な虫対策の下処理、そして適切な接着方法という基本手順を押さえておけば、失敗することなく長く飾れる丈夫なリースに仕上がります。
大人は安全面や下処理などの土台をしっかりとサポートし、飾り付けの配置やデザインは子どもの自由な発想を最大限に尊重してあげてください。完成したリースを玄関やリビングに飾り、家族でその成果を褒め合うことで、子どもの自信と豊かな感性が育まれていきます。 (出典: 小学校 リース 作り(Yahoo!ニュース))