イカ仕掛け巻き自作の決定版!100均素材で絡まない最強収納術
船のヤリイカやスルメイカ、堤防からのアオリイカ釣りにおいて、アングラーの釣果を大きく左右するのが「仕掛けの投入スピード」と「手返しの良さ」です。しかし、プラヅノやスッテが5本〜8本と連なる長い多点掛け仕掛けは、船上や釣り場での取り扱いが極めて難しく、わずかな糸のヨレや風でぐちゃぐちゃに絡まり、時合いを逃す最大の原因になります。
市販の専用仕掛け巻きは1個あたり500円〜1,500円前後と決して安くはなく、予備を含めて数を揃えると大きな出費となります。そこで現場のベテラン勢がこぞって導入しているのが、100円ショップのアイテムを駆使した「自作仕掛け巻き」です。耐久性・機能性ともに市販品を凌駕するギアを、1個あたりわずか30円〜50円で量産するノウハウと、現場で絶対に絡まない巻き方の極意を余すところなくお伝えします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ダイソーやセリアの「プラダン」と「EVAジョイントマット」を組み合わせることで、市販品以上の保持力を持つ仕掛け巻きが1個数十円で自作可能。
- 要点2:船イカで絶対におまつりさせない秘訣は「下オモリ側からの逆巻き」と「投入器に直結するスリット設計」にある。
- 要点3:エサ巻きテーラーや堤防アオリイカ用のワイヤー巻き仕掛けも、専用のテンション管理とスリット加工で現場トラブルを完全に防げる。
100均素材で爆誕!プラダン&EVAで作る最強イカ仕掛け巻きの全手順
イカ釣り師の間で「最もコスパが高く実用的」と絶賛されているのが、100円ショップで手に入るプラスチック段ボール(プラダン)とEVA素材を組み合わせたハイブリッド仕掛け巻きです。市販の木製枠や薄型プラスチック巻き器に比べ、軽量で水洗いがしやすく、針先を傷めないクッション性を兼ね備えています。
制作に必要な材料はすべて100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ等)で調達可能です。
- プラダンシート(厚さ4mm以上推奨):ベースとなる芯材。波目(中空構造の筋)が縦方向に走るようにカットすることで、巻き取り時の折れ曲がり強度を確保します。
- EVAジョイントマット(厚さ10mm)またはEVA隙間テープ:プラヅノやスッテのカンナ(針先)をガッチリ固定する受け材。
- 超強力両面テープ(屋外用・防水タイプ):海水による剥がれを防止。
- 大型カッター&定規:スリット(糸留め用の切れ込み)を正確に入れるための工具。
プラダン仕掛け巻き自作の黄金比率は、船釣り用のプラヅノ5〜7本仕掛けであれば「縦30cm×横12cm」です。まずプラダンをこのサイズに切り出し、上下のフチから約2cmの位置に、深さ1cmのスリットを2〜3cm間隔で入れます。中央部には細長く切った仕掛け巻きEVA素材を両面テープで圧着します。
カンナの先端をEVAマットに刺し込み、幹糸をプラダンのスリットに引っ掛けながらテンションを一定に保って巻き進めることで、プラヅノ仕掛け巻き作り方として現場で揺れる船上でも片手で1本ずつスムーズにツノを取り出せるプロ仕様の巻き器が完成します。

【実態検証】船イカ仕掛けが絡まない巻き方と現場のリアル
どれほど精巧に仕掛け巻きを作っても、巻き方と現場での展開手順を誤れば、投入器へセットする段階で幹糸と枝スが絡まり大惨事になります。遊漁船の現場でベテランが実践している船イカ仕掛け絡まない巻き方には、明確な物理的ルールが存在します。
最大の鉄則は、「仕掛けの上部(竿側・道糸側)から巻くのではなく、下部(オモリ側)から巻き始める」という点です。これを徹底するだけで、現場で投入器へツノを装填する際、上から順番に1本ずつ引き抜きながらスムーズに筒へ落とし込むことが可能になります。
実際に東京湾や相模湾のヤリイカ船、日本海側のマイカ(ケンサキイカ)船に通うアングラーの間でも、自作巻き器の運用方法によって手返しに圧倒的な差が出ています。現場の釣り人の声を集積すると、以下のリアルな工夫が浮き彫りになります。
「市販の丸型スプールはかさばるうえに、投入器に入れるときツノが跳ねて指に刺さりそうになる。自作の縦長プラダン巻きなら、投入器の横に立てかけて、上から順にツノをスライドさせて落とすだけで投入完了までわずか10秒。時合い中の流しで投入回数が1回増えるだけで、釣果が2〜3杯上乗せできる」(外房ヤリイカ船歴15年の常連客談)
「スッテ仕掛け自作やイカサビキ仕掛け自作において、枝ス(ハリス)のヨレが最大の敵。巻き取り時に枝スをピンと張った状態でEVAに刺し、幹糸には必要以上のテンションをかけず、プラダンのスリットで固定するのがパーマ(糸の縮れ)を防ぐ唯一の方法」(イカメタル・夜焚きイカ愛好家談)
【徹底比較】自作仕掛け巻きvs市販品!コストと耐久性の現場データ
自作仕掛け巻きの導入を検討する上で、市販の完成品や専用スプールと比べてどれほどの経済的メリットと実用性があるのか、詳細な比較データをまとめました。
| 項目 | 100均プラダン×EVA自作品 | 市販の専用仕掛け巻き枠 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 1個あたりの単価 | 約35円〜50円(大量作成時) | 500円〜1,500円前後 | 自作なら10分の1以下の費用でストックを無限に増産可能。 |
| 重量・かさばり感 | 約20g(極めて薄型・軽量) | 80g〜150g(厚みがあり重い) | ドカットやバッカン内のイカ釣り仕掛け収納術として省スペース性で圧勝。 |
| 水洗い・メンテナンス性 | 丸洗いOK・即乾燥・塩噛み皆無 | 可動部やスポンジに塩が残りやすい | 釣行後、シャワーで巻き器ごと一気に塩抜きできる衛生面の高さが光る。 |
| サイズ・間隔の自由度 | 完全自由(ツノ間120cm〜150cm対応) | 固定規格(仕掛け長を選ぶ) | 自分の体格や腕の長さに合わせたオーダーメイド設計が可能。 |
| 針先(カンナ)の保護力 | EVAマットが針先を完全にホールド | プラスチック爪に掛けるタイプは脱落あり | 鋭利なカンナの先端が鈍りにくく、フッキング率低下を防止。 |

エサ巻きテーラー&堤防仕掛け自作の極意とワイヤーワーク
船のプラヅノ仕掛けだけでなく、冬から春にかけて堤防から狙うヤリイカエサ巻き仕掛けや、秋・春のアオリイカ仕掛け作り方においても、巻き器と仕掛け本体の自作ノウハウは必須技術です。
特にキビナゴやササミを固定するエサ巻きテーラー自作方法では、エサをがっちり固定するためのステンレスワイヤーの巻き取り・保管方法が釣果の鍵を握ります。現場でワイヤーがキンク(折れ曲がり)すると、エサが不自然に浮き上がり、警戒心の強いイカが見切ってしまうためです。
イカ釣りワイヤー巻き方の基本手順は以下の通りです。
- テーラー本体へのエサ配置:塩締めした鶏ササミまたはキビナゴをテーラーの背中に均等に乗せる。
- ワイヤーの始点固定:針側の根元にあるアイまたはスリットにワイヤー先端を2周しっかり巻き付ける。
- 等間隔スパイラル巻き:エサの頭側から尾側へ向けて、3〜4mm間隔で均等なテンションをかけながら螺旋状に巻く。
- 端末の折り返し留め:巻き終わりのワイヤー先端は、針の軸に軽く1回くぐらせてから折り曲げるだけで、ハサミを使わず素手で即座に着脱可能。
これらのエサ巻きテーラー仕掛けを収納する際も、100均の薄型クリアケースにEVAマットを敷き詰め、針とワイヤーの余り部分を固定する自作ケースを用意することで、夜釣り特有の暗闇の中でも手探りで仕掛け交換が完結します。
一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の工作動画やSNSでは「段ボールや厚紙に巻くだけで十分」という情報が散見されますが、これは現場を知らない危険な誤解です。紙素材は海水の飛沫や夜露を吸った瞬間に強度がゼロになり、仕掛けを巻き取ったまま潰れて高価なフロロカーボン幹糸に修復不能な強い折りグセをつけてしまいます。
また、自作仕掛け巻きで最も多い失敗が「スリットの深さと幅のミス」です。カッターで単純に1本の切れ込みを入れただけでは、太い幹糸(5号〜8号)を挟んだ際にプラダンが裂けてしまい、逆にハサミでV字に大きく切り込みすぎるとテンションが抜けて移動中にバラバラに解けてしまいます。
正解は、「千枚通しやポンチで直径2mmの小さな穴を開け、そこへ向かってカッターで1本スリットを入れる」という技法です。このひと手間で応力が分散され、プラダンが裂けるのを半永久的に防ぐことができます。
【プロの結論】自作すべき人と市販品を買うべき人の判断基準
自作仕掛け巻きは万能に見えますが、すべてのアングラーに適しているわけではありません。自身の釣行スタイルに合わせた合理的な判断が求められます。
▼自作仕掛け巻きを今すぐ導入すべき人
- シーズン中に船イカ(ヤリイカ・スルメイカ・イカメタル)へ3回以上釣行する人
- ツノ間や枝スの長さを自作して、自分専用のオリジナル仕掛けを5組以上ストックしたい人
- タックルボックス内の荷物を限界まで減らし、釣行後の水洗い・乾燥を数分で終わらせたい人
▼市販品や完成仕掛け巻きを選んだほうが無難な人
- 年に1回お試しで船イカ釣りを体験する完全なライト層(工作道具を揃える手間のほうが大きい)
- 10本ヅノ以上の超多点掛けで、自動巻き取り機や専用ローラーへの連動を前提とするヘビー深海イカ釣り師

【イカ 仕掛け 巻き 自作】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:100均のプラダンは何色を選ぶのがベストですか?
A1:白色または透明(クリア)を強くおすすめします。黒や濃い青などのダークカラーは、夜釣りやマズメ時の薄暗い船上で仕掛けの幹糸や結び目が見えにくく、スリットへの糸通しで時間をロスします。また、白地であれば油性ペンで「幹糸5号・ツノ11cm・枝間120cm」といった仕掛けスペックを直接書き込んで管理できるメリットがあります。
Q2:釣行後に仕掛けを巻いたまま水洗いしても大丈夫ですか?
A2:まったく問題ありません。プラダンもEVAも完全耐水性素材のため、釣行から帰宅後、巻き器に仕掛けをセットした状態のままぬるま湯シャワーを全体にかけ、風通しの良い日陰で乾燥させるだけで完璧に塩抜きが完了します。針先のサビを防ぎ、次回釣行時もそのまま投入可能です。
Q3:何回くらい再利用(耐久性)できますか?
A3:EVA部分への針刺しを繰り返すことで徐々にスポンジが摩耗しますが、通常の釣行頻度であれば1つの自作巻き器で2〜3シーズン(20回以上の釣行)は余裕で使用可能です。EVAが緩んできたら、その部分だけ100均の両面テープで貼り替えるだけで新品同様に復活します。
まとめ:手製ギアがもたらす圧倒的な手返しと釣果の劇的向上
イカ釣りにおいて、手返しの速さはそのままクーラーボックスを満たす釣果の数に直結します。船上で仕掛けのおまつりに費やす15分は、群れが通過する貴重な時合いを丸ごと捨てているのと同義です。
100均のプラダンとEVA素材を組み合わせた自作仕掛け巻きは、コストを極限まで抑えながら、現場でのトラブルを物理的に排除するアングラーの強力な武器となります。自分自身の体格や釣行スタイルにジャストフィットする仕掛け巻きを仕込み、次回の釣行でストレスフリーな連続ヒットの快感をぜひ体感してください。 (出典: イカ 仕掛け 巻き 自作(Yahoo!ニュース))