SHISHAMO「恋する」ギターコード進行と初心者向け弾き方徹底解説
キャッチーなメロディと等身大の歌詞で世代を問わず愛され続ける3ピースロックバンド・SHISHAMO。アルバム『SHISHAMO 4』のオープニングを飾る名曲「恋する」は、弾けるようなポップ感と疾走感あふれるサウンドが魅力で、アコースティックギターの弾き語りやバンド演奏の定番曲として根強い人気を誇ります。
軽快なサウンドの一方で、「イントロの歯切れ良いカッティングが難しい」「セーハコードで指が痛くなる」と悩むギター初心者も少なくありません。本稿では、原曲のニュアンスを損なわずに弾きこなすためのカポ位置の選び方から、難所コードの簡略化テクニック、ボーカル&ギターの宮崎朝子特有のストロークグルーヴまで、わかりやすく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- カポ設定の最適解:原曲の響きを保ちつつローコード主体で弾くなら「Capo 2(またはCapo 4)」設定が最もスムーズに押さえられます。
- ストロークの要:右手の余計な力を抜き、軽快なブラッシング(空ピッキング)を混ぜることで宮崎朝子特有のキレが再現できます。
- 難所攻略と練習法:B系やF#mなどのバレーコードは人差し指の負担を減らす簡易フォームを活用し、TAB譜と歌詞のリズムを一致させることが上達の近道です。
【基本セッティング】『SHISHAMO 4』収録曲「恋する」のキーと推奨カポ位置
「恋する」は、2017年リリースのアルバム『SHISHAMO 4』に収録され、CMソングとしても話題を集めたアップテンポなナンバーです。原曲のキーはEメジャーで構築されており、エレキギター・アコースティックギターのどちらで演奏しても爽快な響きを楽しめます。
ギター初心者がコードサイト(U-フレットなど)を参照する際、まず注目したいのがカポタスト(カポ)の位置です。原曲キーのまま「カポなし」で弾こうとすると、F#m、G#m、B、C#mといったバレーコードが連続し、初心者にとっては左手の負担が非常に大きくなります。
弾き語り初心者に推奨したいのが、2フレットにカポを装着する「Capo 2(Dメジャーフォーム)」、あるいは4フレットにカポを装着する「Capo 4(Cメジャーフォーム)」への移調です。特にCapo 4に設定すると、登場するコードの大部分がC、G、Am、Em、Fといった親しみやすいローコードに変換されるため、運指のハードルを一気に下げられます。
【簡単コード進行】初心者でも挫折しないフォーム簡略化テクニック
「恋する」のサビやAメロは、コードチェンジのスピードが比較的速いため、指の移動距離をいかに短く抑えるかが演奏の成否を分けます。コードをシンプルに押さえるコツをセクション別に見ていきましょう。
Aメロ・Bメロの進行:
Aメロでは跳ねるようなリズムの中で、主和音からサブドミナントへの展開が心地よく響きます。Capo 4設定の場合、「C → G/B → Am7 → G」といった流れるような進行が基本です。このとき、薬指や小指を固定したまま人差し指・中指だけを動かすフォームを意識すると、バタつかずに滑らかなコードチェンジが可能になります。
サビの王道ポップコード:
サビは感情を高らかに歌い上げるパートであり、「F → G → Em → Am」という日本のポップス王道の進行(いわゆる4536進行)が軸となります。初心者が最もつまずきやすい「F」は、6弦を親指でミュートし、1〜4弦のみを押さえる「省略コード(スモールF)」を採用することで、音の濁りを防ぎつつ無理なくクリアな音色を鳴らせます。
【宮崎朝子流】イントロのギターフレーズとストロークパターンの再現法
SHISHAMOサウンドの要といえば、宮崎朝子(Gt/Vo)が奏でる歯切れの良いカッティングと表情豊かなピッキングです。「恋する」のイントロでは、キャッチーな単音リフとコードカッティングが融合した印象的なアプローチが展開されます。
イントロのTAB譜を確認すると、コードをジャガジャガと鳴らすだけでなく、ピッキングの瞬間に左手の力をフッと抜いて音を切る「スタッカート」と「ブラッシング」が多用されていることが分かります。このメリハリこそが、曲全体の疾走感を生み出す最大の要因です。
ストロークパターンは、基本的に16ビートのシャッフル感を意識した「ジャン・ツ・タッカ・ツ・ジャカ」というリズミカルな手首の振りが基本となります。メトロノームを使ってテンポをBPM 100程度まで落とし、右手のアップ・ダウンの軌道を崩さずにリズムをキープするトレーニングを重ねましょう。
【難所を攻略】セーハコードのミュート処理と音抜けを良くするポイント
バンドスコア通りの原曲再現(カポなし Eメジャーキー)に挑む場合、避けて通れないのがBやC#m7などのセーハコードです。音がかすれたりビビったりしてしまう場合は、以下の3点を徹底して見直してください。
第1に、人差し指をフレットの真横(キワ)に配置することです。フレットから離れた位置を押さえると余計な握力が必要になります。第2に、人差し指を少しだけ側面(親指側)に傾けて当てることです。骨の硬い部分で弦を押さえることで、少ない力で全弦をクリアに発音できます。
第3に、不要な弦を鳴らさないミュート技術です。宮崎朝子のプレイスタイルは、歪みを抑えたクリーン〜クランチトーンが主体であるため、開放弦の余分なノイズが目立ちやすい特徴があります。親指の腹や人差し指の先を隣の弦に軽く触れさせておく習慣をつけると、プロクオリティの抜けの良いトーンに仕上がります。
【スコア活用術】U-フレットやバンドスコアを使った効果的な練習ステップ
効率よく1曲を通して弾けるようになるには、練習ツールの使い分けがポイントになります。歌詞とコードネームを連動させてざっくりと全体像を把握したい段階では、ウェブ上の無料コード閲覧サイト(U-フレット等)の「簡単弾き機能」やキー変更機能が便利です。
一方で、イントロのオブリガートや間奏のギターソロ、ベース・ドラムとのアンサンブルを正確に再現したい場合は、公式のバンドスコア(TAB譜)を参照するのが確実です。以下のステップで進めると無理なく上達できます。
ステップ1:コード進行の暗記とチェンジの練習
まずはテンポを無視して、左手が迷わずに次のフォームへ移れるようになるまで繰り返しコードを押さえます。
ステップ2:右手ストロークの固定
左手を軽くミュート(弦に指を乗せるだけ)した状態で、メトロノームに合わせて右手のカッティングストロークだけを練習し、リズムを体に染み込ませます。
ステップ3:歌詞に合わせた弾き語り
歌のメロディとギターのアクセントがズレやすい曲なので、最初はゆっくり口ずさみながら、コードが変わるタイミングを声とシンクロさせていきます。
【SHISHAMO「恋する」のコード・弾き方】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ギター初心者ですが、エレキとアコギのどちらで練習するのがおすすめですか?
A1:どちらでも楽しく演奏できます。弦が柔らかく押さえやすい点ではエレキギターが初心者に有利ですが、アコースティックギターでCapo 4にして弾き語りをするのも「恋する」の楽曲の魅力が引き立ちます。自分のやりたい演奏スタイルに合わせて選んで問題ありません。
Q2:イントロのキレの良いカッティングが上手く鳴りません。コツはありますか?
A2:右手を強く振り抜くことよりも、「音を短く切る」意識を強く持ってください。ストロークした直後に左手の押弦力を緩める(指を弦から完全に離さず触れたままにする)ことで、プロのようなキレのあるサウンドになります。
Q3:原曲通りのピッチで、できるだけ簡単な指使いで弾く方法はありますか?
A3:ギターの4フレットにカポタストを装着し、「Cメジャーキー」のコードフォーム(C, G, Am, Em, Fなど)で演奏してください。原曲のキー(E)と全く同じ高さの音になり、音源と一緒に演奏しても違和感なく楽しめます。
まとめ:軽快なグルーヴを掴んで「恋する」を弾きこなそう
SHISHAMOの「恋する」は、ポップで親しみやすいメロディの中に、ギタリストとしての基礎力を高めるカッティングやコードワークのエッセンスが凝縮された名曲です。
まずはCapo 4などの簡単アレンジからスタートし、曲全体のコード進行とリズム感を身体に覚えさせましょう。慣れてきたら徐々に原曲のバレーコードやイントロの単音リフへとステップアップしていくことで、確かなギター演奏のスキルが身につきます。自分に合った難易度で、SHISHAMOならではの爽快なギタープレイをぜひ楽しんでみてください。 (出典: shishamo 恋する コード(Yahoo!ニュース))