東大島で狙うハゼ・シーバス釣果!旧中川と荒川の穴場を徹底解説
都営新宿線の東大島駅を降りると、眼下に広がるのは穏やかな旧中川の水面と、緑豊かな大島小松川公園です。都心部から電車でわずか20分足らずという好立地でありながら、このエリアは知る人ぞ知る都内屈指のフィッシングスポットとして熱い視線を集めています。足場が極めて良く、整備された遊歩道が続くため、週末には家族連れから本格派のアングラーまで多くの釣り人が竿を出しています。
川の真上に駅ホームが架かるという全国的にも珍しい構造を持つ東大島ですが、水辺の生態系は驚くほど豊かです。初夏から秋にかけての風物詩であるハゼやテナガエビをはじめ、本格的なルアーフィッシングの好ターゲットであるシーバス(スズキ)やクロダイ(チヌ)まで、多彩な魚種と出会えるポテンシャルを秘めています。この記事では、現地取材に基づき、東大島周辺のベストポイントから実績の高い仕掛け、トラブルを避けるためのローカルルールまで余すところなくお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:東大島駅直結の大島小松川公園・旧中川は、駅徒歩0分でエントリーできる都内最高峰のアクセスと安全性を誇る釣り場。
- 要点2:ファミリー向けのハゼ釣りや初夏のテナガエビはもちろん、荒川ロックゲート周辺ではルアーによるシーバス・クロダイの実績も極めて高い。
- 要点3:カヌー・水上バス航路やフェンス越しのキャスト制限など、旧中川特有の釣り禁止エリア・マナー厳守が必須。
【抜群のアクセス】東大島駅から徒歩圏内の釣り場と大島小松川公園のロケーション
東京都江東区と江戸川区の境界に位置する東大島駅徒歩すぐの釣り場は、アクセスの良さにおいて首都圏随一と言っても過言ではありません。駅の「大島口」「小松川口」のどちらから出ても、目の前には広大な大島小松川公園の釣りスポットが広がっており、重い荷物を抱えて長距離を歩く必要がありません。
旧中川沿いには美しい親水テラスや舗装された歩道が整備されており、ガードレールや手すりが設置されている場所も多いため、江戸川区でのファミリーフィッシングを楽しむにはまさに理想的な環境です。園内には清潔な公衆トイレ、飲料の自動販売機、遊具広場、芝生エリアが点在しており、小さな子ども連れでも一日を通して快適に過ごせます。
電車釣行はもちろんのこと、大島小松川公園には有料駐車場(小松川口駐車場・大島口駐車場)も完備されているため、マイカー釣行の利便性も抜群です。水深は岸際で1m前後、流心部でも2〜3m程度と浅めですが、汽水域特有の豊富なプランクトンと底生生物に恵まれ、魚影の濃さは折り紙付きです。
【ファミリー必見】旧中川のハゼ釣り仕掛けとテナガエビの狙い目時期
東大島を代表するターゲットといえば、初夏から晩秋にかけて最盛期を迎える旧中川のハゼ釣りです。例年6月頃から「デキハゼ」と呼ばれる5〜8cm前後の小型が数釣れ始め、9月から11月には15cmを超える良型の「マハゼ」へと成長します。最盛期には、足元に仕掛けを落とすだけで入れ食い状態になることも珍しくありません。
手軽に楽しむための旧中川で使う釣りの仕掛けとしては、2.7m〜3.6m前後の延べ竿を用いた「ウキ釣り」や「ミャク釣り」、あるいはライトなスピニングタックルでの「チョイ投げ(ライト天秤仕掛け)」が最適です。オモリは1〜2号程度と軽めを選び、ハリはハゼ針5〜6号、エサには定番のジャリメ(石ゴカイ)やアオイソメを小さくカットして使用します。虫エサが苦手な方は、バイオワームやボイルホタテの貝柱でも十分に釣果が期待できます。
また、隠れた人気ターゲットがテナガエビです。東大島におけるテナガエビの好時期は5月中旬から7月下旬の初夏。旧中川沿いに沈められた消波ブロック(テトラポッド)の隙間や、ゴロタ石の物陰に日中潜んでいます。1.8m〜2.1m前後の短い竿にエビ針2〜3号、エサに赤虫をセットして隙間を丁寧に探ると、独特の小気味よい引き味を堪能できます。
【アングラー必読】東大島周辺のシーバス釣果とクロダイルアー攻略法
のんびりとしたファミリーフィッシングの顔を持つ一方で、ルアーマンを熱狂させているのが東大島周辺のシーバス釣果です。旧中川は荒川と隅田川、新川をつなぐ汽水運河であり、潮の干満によってベイトフィッシュ(イナッコやハゼ、バチなど)が活発に動きます。春先の「バチ抜けパターン」から秋の「イナッコ・落ちアユパターン」まで、一年を通してシーバスが狙える一級ポイントです。
橋脚の明暗部や親水テラスのブレイクライン(カケアガリ)が主な狙い目となります。水深が浅いため、ルアーは表層〜中層を引けるシンキングペンシル(7〜9cm)や、シャローランナーミノー、10g前後の小型バイブレーションが活躍します。夜間の下げ潮が効いているタイミングでは、明暗の境目をデッドスロー(超低速)で引いてくるアプローチが劇的な釣果を生み出します。
さらに近年、東京湾奥全域で爆発的な盛り上がりを見せている「フリーリグチニング」の波は東大島にも到達しています。東大島エリアのクロダイをルアーで狙う場合、2〜3インチの甲殻類系ホグワームに5g〜7gのシンカーを組み合わせたフリーリグをボトム(川底)でズル引きするのが王道パターンです。ハードボトム(硬い泥底やゴロタ)を感じながら丁寧に探ることで、40cm〜50cmオーバーの年無しクロダイやキビレの強烈なバイトを引き出すことができます。
【穴場を開拓】荒川ロックゲート周辺の釣り場環境と狙い目ポイント
旧中川から少し足を伸ばし、荒川との合流地点に向かうと現れるのが荒川ロックゲート周辺の釣り場です。荒川ロックゲートは、水位の異なる旧中川と荒川を行き来する船のために造られた閘門(こうもん)であり、水の動きが生まれる潮通し抜群のストラクチャーです。
このロックゲート周辺や、隣接する荒川本流側の護岸は、広大なオープンウォーターに向かってロングキャストができるダイナミックな東大島の釣りポイントです。旧中川側が静水域であるのに対し、荒川側は本流の強いカレント(潮流)が走るため、回遊性の高い大型シーバスや戻りハゼの格好の付き場となっています。
荒川本流側を攻める際は、干満の差による足元の濡れに注意が必要です。潮位が下がると広大な干潟やゴロタ帯が露出するため、ウェーディングシューズや長靴があるとアプローチの幅が広がります。遠投性能に優れたメタルジグや20g前後の鉄板バイブレーションを駆使して流心を直撃すれば、デイゲームでも強烈なアタリに出会える確率が高まります。
【ルールと準備】旧中川の釣り禁止エリアと東大島周辺の釣具店事情
東大島エリアで気持ちよく釣りを楽しむためには、厳格に定められたルールの把握が欠かせません。旧中川はカヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)、水陸両用バス「スカアダック」の運航路としても広く利用されています。そのため、旧中川の釣り禁止エリアや航行船舶の妨げになる場所でのキャストは厳重に規制されています。
特に以下のルールは必ず遵守してください。
- 船の運航優先:カヌーや遊覧船が通過する際は直ちに仕掛けを回収し、通過を待つこと。
- 後方確認の徹底:遊歩道はランナーや散歩中の歩行者、ペットが多く往来します。キャスト時は必ず後ろを振り返って安全を確認してください。
- 立ち入り禁止エリアの厳守:柵を乗り越えての釣りや、係留船・桟橋への侵入は完全禁止です。
- ゴミの完全持ち帰り:釣り糸やハリの放置は野鳥や子どもにとって極めて危険です。コマセ(撒き餌)で汚れた護岸は水で洗い流して退去しましょう。
釣行前のエサや仕掛けの調達については、東大島周辺の釣具店の場所を事前に把握しておくと安心です。東大島駅前には小規模な個人商店や自動販売機があるのみの場合が多いため、まとまった買い出しをするなら、近隣の「キャスティング錦糸町店」や「上州屋 南砂店」などの大型釣具量販店を事前に利用するか、オンラインで事前準備を済ませておくのがスマートです。
【東大島の釣り】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東大島駅周辺で釣りをするのに遊漁券(釣り券)は必要ですか?
A1:旧中川および荒川下流部は内水面漁協の管轄外となっているため、一般的な汽水魚(ハゼ、シーバス、クロダイ等)を対象とする場合、遊漁券の購入は不要で無料で釣りを楽しめます。ただし、前述の立ち入り禁止エリアや公園ルールは必ず守りましょう。
Q2:ハゼ釣りの最もおすすめな時間帯や潮回りはいつですか?
A2:日中の釣りであれば「上げ潮(潮が満ちてくる時間帯)」が最もハゼの活性が上がり、浅場にエサを求めて寄ってきます。朝マズメや夕マズメの時間帯と満潮前後のタイミングが重なれば、短時間で数十匹単位の数釣りが狙えます。
Q3:小さな子ども連れでも安全に釣りができる足場の良い場所はどこですか?
A3:東大島駅の小松川口を出てすぐの「大島小松川公園」前にある親水テラスが最もおすすめです。フラットな石畳で足場が広く、水際との段差も少ないため、落水のリスクが低く安心してファミリーフィッシングが楽しめます。ライフジャケットの着用を忘れずに持参しましょう。
Q4:夜間のルアーフィッシングで街灯などの明かりはありますか?
A4:旧中川沿いの遊歩道には適度に街灯が設置されており、都内の水辺としては比較的明るい環境です。ただし、足元を照らすヘッドライトや小型懐中電灯は安全確保のために必ず携行してください。
まとめ:豊かな水辺を守りながら東大島で最高のフィッシング体験を
都心の喧騒を忘れさせてくれる開放的なロケーションと、駅直結という圧倒的な利便性を兼ね備えた東大島エリア。初夏のテナガエビから秋のハゼ数釣り、そして夜のシーバス・クロダイゲームまで、四季折々の水辺のドラマがここには詰まっています。
素晴らしいフィールドを次世代へ残すためにも、ライフジャケットの着用やゴミの持ち帰り、歩行者への配慮といったマナーと思いやりを忘れずに、ぜひ東大島での充実したフィッシングライフを満喫してください。 (出典: 東 大島 釣り(Yahoo!ニュース))