もう慌てない!葬儀のふくさ包み方と香典マナー・左開きの全手順
葬儀 ふくさ 包み 方を知らないまま急な訃報を受け、受付の直前で冷や汗をかいた経験はないだろうか。葬儀という静寂と哀悼の場において、香典の準備はもちろん、それを包む「袱紗(ふくさ)」の扱いひとつに参列者としての気配りや品格が凝縮される。
冠婚葬祭のなかでも、弔事は失敗が許されない非常に繊細な場面だ。特に葬儀 ふくさ 包み 方の基本である「左開き」や折る順番を誤ると、意図せずお祝い事を意味する「右開き」になってしまい、ご遺族に対して非礼となるリスクがある。通夜や告別式で慌てないために、今すぐ押さえるべき正しい作法と注意点を紐解く。
なぜ「左開き」なのか?慶事と真逆になる弔事マナーの根本
結論から言えば、弔事における袱紗の重ね順は「右が先、左が最後」であり、開くときは「左開き」になる。これは結婚式などの慶事における「左が先、右が最後(右開き)」と完全に鏡合わせの関係だ。
日本古来の葬祭マナーにおいて、陰陽道や伝統的な礼法に基づき、左側は「無念さ」や「悲しみ」を受け止める方向とされる。また、右開きのまま通夜の受付に持ち込むと、「不幸を慶事のように扱っている」と受け取られかねない。小さな折れ目の違いだが、持つ意味の重さはまったく異なるのだ。
【図解級のわかり易さ】爪付袱紗・台付袱紗の折る順番と包み方
一般的な一枚布タイプの袱紗や、留め具がついた爪付袱紗、固定用の台がついた台付袱紗を扱う際は、以下の4ステップを正確に再現してほしい。
まず、袱紗を角が上下左右に向くよう正方形の菱形に広げる。中央よりもやや右寄りの位置に、表書き(御霊前や御香典)が正しく読める向きで不祝儀袋を置くのがスタート地点だ。
最初に「右側」の角を中央に向けて折る。次に「下側」、続いて「上側」の順番でパタンと倒し込む。最後に「左側」の角を大きくかぶせ、全体を包み込むように裏へ折り込めば完成だ。爪付袱紗の場合は、最後に残った爪を背面の留めループに引っかける。この手順を踏むことで、自ずと「左から開く」構造が完成する。
紫なら万能?弔事で使う袱紗の色と素材に関する注意点
袱紗の「色」選びで迷った経験を持つ人は多い。弔事用として適しているのは、紺、深緑、グレー、黒といった寒色系・暗色系のトーンだ。赤やピンク、金銀の刺繍が入ったものは慶事専用のため、絶対に避けてほしい。
ただし、1枚だけ持っておくなら「紫色」が圧倒的に便利だ。高貴な色とされる紫色は、冠婚葬祭のどちらでも使用が認められている唯一のカラー。急な葬儀で手元に何を用意すべきか迷った場合、無地の紫色の袱紗を選んでおけば間違いがない。
通夜・告別式の受付で差がつく!香典の差し出し方と立ち振る舞い
包み方が完璧でも、受付での渡し方が雑であれば台無しだ。参列者として記帳を済ませたら、ポケットやバッグから袱紗を取り出し、落ち着いた動作で香典を差し出そう。
まず、左手の上に畳んだ状態の袱紗を載せ、右手で左側から開き、不祝儀袋をそっと取り出す。次に、たたんだ袱紗を台座に見立ててその上に不祝儀袋を載せる。このとき、受取人(受付の方)から見て表書きの文字が正しい向きになるよう、時計回りに180度くるりと回転させてから、両手を添えて「この度はご愁傷様でございます」とお悔やみの言葉を述べて渡すのが一流の所作だ。
現代で増える「金封型(ポケットタイプ)袱紗」は失礼にあたるか?
最近の主流となりつつあるのが、最初から袋状に縫い合わされた「金封スマート型(ポケットタイプ)」の袱紗だ。布を折る手間がなく、型崩れもしないため若年層を中心に利用者が増えている。
現代の葬祭マナーにおいて、金封型袱紗の使用は基本的にマナー違反とはみなされない。ただし、差し込み口の向きには注意が必要だ。ポケットの開口部が「左側」にくるように保持して不祝儀袋を収めること。右側に差し込み口が来ると慶事用になってしまうため、製品の構造をあらかじめ確認しておきたい。
袱紗がない時の非常事態対応|ハンカチ代用のルールとNG例
出先で急な訃報を受け取り、どうしても手元に袱紗がない場合、無地のハンカチで代用することが可能だ。色合いは黒、グレー、あるいは白の無地を選択する。柄物やレース付き、大判の派手なタオルハンカチは避けたい。
包み方の手順は正方形の袱紗とまったく同じ。「右→下→上→左」の順で折り込み、左開きを維持したまま受付まで移動する。不祝儀袋を裸のままポケットやカバンから取り出す行為は、たとえ急ぎであっても遺族に対する敬意を欠く最大のNG行為とされる。ハンカチ一枚挟むだけでも、参列者としての誠意は十分に伝わるはずだ。 (出典: 葬儀 ふくさ 包み 方(Yahoo!ニュース))