『キングスマン』紳士メガネの正体とは?名門ブランド入手術
キングス マン メガネ ブランドとして世界中のファッショニスタを魅了し続ける「カトラー アンド グロス」。最高峰のテーラーが立ち並ぶロンドンのサヴィル・ロウを舞台に、コリン・ファース演じるハリー・ハートとタロン・エガトン演じるエグジーが身に纏う洗練されたスタイリングは、単なるスパイアクション映画の枠を超え、現代のメンズファッションに巨大なインパクトを与えた。
マシュー・ヴォーン監督の類まれなる美意識が生み出したスタイリッシュな世界観において、アイウェアは単なる小道具ではない。映画を手掛けた20世紀スタジオとグローバルECのMR PORTERが仕掛けたコラボレーションにより、映画ファンが熱望したキングス マン メガネ ブランドの本物モデルが現実のものとなり、今なお品薄状態が続くほどのカルト的人気を誇っている。
英国ラグジュアリーの極致「カトラー アンド グロス」の血統
1969年、ロンドンのナイツブリッジで産声を上げたカトラー アンド グロス(Cutler and Gross)。オプティシャンであるグラハム・カトラーとトニー・グロスの二人によって設立されたこのブランドは、それまで「視力矯正器具」に過ぎなかった眼鏡を、一躍ファッショナブルなステータスシンボルへと引き上げたパイオニアだ。
大量生産とは無縁。職人の手仕事によって完成までに数ヶ月を要するフレームは、フレーム表面にブランドロゴを主張しすぎない控えめな美学を貫いている。クラシックでありながらどこかアヴァンギャルド。この絶妙な塩梅こそが、英国紳士の伝統を重んじるサヴィル・ロウの精神と共鳴したのだ。
劇中着用モデルの型番・価格・日本での最新購入ルートを徹底解剖
劇中で一際強い存在感を放つスクエアアセテートフレーム。映画『キングスマン』のアイコンとも言えるそのメガネの正体は、カトラー アンド グロスの「0822」モデル(あるいはこれをベースに映画用にカスタムされた「MP 0822」やサングラス仕様の「0904」といったキングスマン限定ライン)だ。
重厚感のあるダークハバナ(べっ甲柄)やクラシックブラックのセルフレームは、力強いストレートブリッジと直線的なウェリントンシェイプが特徴。国内での平均価格帯は6万5,000円〜8万円前後。限定モデルやサングラス仕様はプレミア価値がついているケースも少なくない。
日本国内における最新の入手ルートとして、最も確実なのは英国ラグジュアリーメンズ通販サイト「MR PORTER」での直営個人輸入だ。また、国内では東京・恵比寿の「CONTINUER」や南青山の「GLOBE SPECS」といった極上の老舗セレクトショップが正規取扱店として定期的にお取り寄せや在庫を展開している。ただし人気モデルは入荷即完売が日常茶飯事のため、見つけたら迷わず確保するのが鉄則と言える。
コリン・ファースとタロン・エガトンを引き立てた「戦闘服」としてのアイウェア
ハリー・ハート(コリン・ファース)が魅せる完璧なスーツスタイル。ダブルブレストの完璧な仕立てに合わせられたカトラー アンド グロスのアイウェアは、知性と狂気を同居させる完璧なスパイスとなっている。「マナーが男を作る(Manners maketh man)」という名台詞とともに眼鏡のつるを折りたたむ動作一つで、スクリーン前の観客は彼の虜になった。
一方で、ストリート育ちの若者エグジー(タロン・エガトン)が紳士へと変貌を遂げていく過程において、このメガネは「一人前の紳士」へと覚醒するための証として描かれる。カジュアルなストリートウェアからSavile Row仕立ての最高級スーツへ着替えた際、最後に顔へ乗せるメガネこそが、彼のアイコンなのだ。
マシュー・ヴォーン監督と20世紀スタジオが挑んだ映画衣装の革命
かつて映画の劇中衣装といえば、プロモーション用の小道具か既存ブランドからの借り物が一般的だった。しかしマシュー・ヴォーン監督と20世紀スタジオは違った。衣装デザイナーのアリアンヌ・フィリップスと手を組み、映画に出てくるすべてのアイテムを実際に購入できる「キングスマン・コレクション」として世界中に展開したのだ。
その中心を担ったのが、メンズファッションの最高峰プラットフォームMR PORTERである。単なる映画グッズの域を遥かに超え、最高品質のサヴィル・ロウ基準で作られたこれらのアイウェアは、プロダクトプレイスメントの歴史を劇的に塗り替えた。
英国紳士スタイルを日常に取り入れるプロの着こなしポイント
重厚なカトラー アンド グロスのフレームは、顔立ちに強い存在感を与える。そのため、スタイリングには少しコツが必要だ。最も相性が良いのは、やはり構築的なジャケットやトレンチコートなどのトラディショナルな英国スタイル。しかし、あえて白Tシャツにドロップショルダーのラグジュアリーストリートに合わせることで、モダンな外しアイテムとしても機能する。
サイズ感を選ぶ際は、眉山がフレームの上端に少し重なる程度のバランスを意識したい。レンズ幅がやや大きめに作られているモデルが多いため、鼻パットのフィッティング調整を国内の信頼できる眼鏡店で行うことが、快適かつスマートに掛けこなす秘訣だ。 (出典: キングス マン メガネ ブランド(Yahoo!ニュース))